婚活を始めたけどこれでいいの?初心者が最初にぶつかる5つの壁とは

婚活を始めてみたら「こんなに大変だとは思わなかった」そう感じている方は、決してあなただけではありません。
実際に婚活初心者の多くは、思い切って行動に踏み出したもののすぐに戸惑いや違和感に直面します。その理由は明確。婚活には最初に乗り越えるべき“5つの壁”があります。
この壁の存在を知らないまま始めてしまうと、無駄に疲れたり自信をなくしたりして「自分には向いていないのかも」と感じてしまうのです。
- 「マッチングアプリに登録しても反応が薄い」
- 「プロフィールを整えたのに反応がない」
- 「どのサービスを利用するのが正解か分からない」
こうしたつまずきは婚活の入り口で誰もが感じる当たり前の悩みです。でも安心してください。この壁は正しく理解し、対処法を知ることで誰でも乗り越えられます。
この記事では婚活初心者が最初にぶつかる5つの壁とその正体、そしてそれぞれをどう乗り越えればいいかを元カウンセラーの視点で分かりやすく解説します。
- これから婚活を始める方にとっては、現実とのギャップを埋める予防知識として。
- すでに活動を始めて悩んでいる方には、今のつまずきの原因を整理するヒントとして。
どちらの立場にも役立つ内容を詰め込んだ、まさに婚活の地図となる記事です。
自分だけがうまくいっていないのではないか‥。こういった不安をこの記事を読むことで少しでも解消して頂けると幸いです。
婚活初心者が最初にぶつかる5つの壁とは?

婚活を始めたばかりの方が最も多くつまずくのが「スタート直後の壁」です。
せっかく一歩踏み出したのに思うように進まない。何をすればいいのか分からない。この初期のつまずきが後に挫折や疲労感に直結してしまうのです。
多くの人は「行動すればある程度の成果が出る」と思いがち。しかし婚活は情報も人間関係も感情も複雑に絡むため、スタート段階から迷いや混乱を抱えやすいのが特徴。
この章では、婚活初心者が最初に直面しやすい5つの壁について詳しく解説します。
「なんでうまくいかないの?」「みんなこうなの?」と不安に思っていたことが、実は誰もが通る道だったと気づける内容です。
それぞれの壁の背景には婚活の構造的な課題や心理的な思い込みが潜んでいます。
ひとつひとつ丁寧に理解していくことで不要なストレスを減らし、自分に合った進み方が見えてきます。
情報が多すぎて何から始めればいいか分からない
婚活を始めようと思った時にまず直面するのが情報の多さです。
マッチングアプリから始まり婚活パーティー、街コンや結婚相談所など…。調べれば調べるほど何が正解なのか分からなくなってしまう。これが婚活初心者にとって最初の壁です。
情報収集は重要です。しかし、それで行動を止めてしまっては本末転倒。
あれもこれもと完璧に把握しようとするほど、「もっと知ってからにしよう」と準備ばかりが増えてしまい結局動き出せなくなってしまう…。
また、広告や口コミに惑わされ、「このサービスがいいらしい」「あの人はこうやって成功したらしい」と他人の体験に振り回されることも少なくありません。
しかし婚活は自分に合う方法を見つけることが最優先であり、成功パターンは人によって違うのです。
- 結婚への目的を明確にしておく
- 自分に合いそうな活動はどれか
- 活動を一つに絞り全力で取り組む
まずは1つの手段に絞ってスタートするのがおすすめ。完璧な知識より行動から得られる体験こそが婚活の第一歩を確かなものにします。
婚活を始めたら理想と現実の差に驚く
婚活を始める前は「自分も行動すれば理想に近い相手と出会えるはず」と期待している方がほとんどです。しかし実際に始めてみるとその理想が思った以上に“手が届かないもの”だったと気づかされ、戸惑う人も多いのが現実です。
たとえばマッチングアプリで希望条件を設定して検索してもなかなかピンとくる相手がいなかったり、良いなと思った人からは返信がなかったり。
婚活パーティーで条件に合う人と話せたとしても「話が合わない」「ときめかない」と感じてしまう…。理想を描くほど現実とのギャップがストレスに変わっていきます。ですがこれはあなたが特別に見る目が厳しいからではなく多くの人が通る自然な現象。
婚活では「条件」と「人柄」や「相性」が必ずしも一致しないため、実際に会ってみないと分からないことが多く、理想像とのズレが起きやすいのです。
大切なのは「理想を捨てる」ことではなく「理想の意味を柔軟にとらえ直す」こと。現実の中にある自分に合った幸せの形を見つける視点を持つことが婚活を前向きに続けるためのカギになります。
出会いはあるのに「いい人がいない」と感じてしまう
婚活を始めると、意外と「出会いの数」自体はそれなりにあると感じる人もいます。マッチングアプリで複数の相手とメッセージをしたり、婚活イベントで何人かと連絡先を交換したり…。
その一方で、「いい人がいない」「誰と会っても何か違う」と感じてしまい、気持ちが乗らなくなってしまうケースも多く見られます。この感覚の原因は「出会いの質」と「見る目の軸」がまだ定まっていないことにあります。
最初のうちはどんな相手が自分に合うのかが分からず、表面的な条件や雰囲気だけで判断してしまいがち。その結果、実際に会ってみても「なんとなく違和感がある」と感じ、次に進めなくなってしまいます。
また、「もっといい人がいるかもしれない」という心理が働き、ひとつの出会いを丁寧に育てる前に切り捨ててしまうことも。これは決して悪いことではありませんが出会いのたびに期待と失望を繰り返すうちに心が疲れてしまうのです。
だからこそ婚活の初期段階では「理想の人に出会うこと」よりも、
- どんな人と心地よくいられるか
- どんな会話が自然にできるか
こういった、自分にとっての合う感覚を探ることが大切。
焦らず、試しながら自分の「いい人像」を更新していく。その過程を経てこそ本当にフィットする相手と出会える可能性が高まります。
行動しても結果が出ないことに焦ってしまう
「婚活は行動が大事」と言われ、アプリ登録や婚活のイベントに参加。プロフィールの改善など、できることを一生懸命やっているのに思うような結果に繋がらない。
このように“頑張っているのに報われない感覚”に陥り、焦りを感じる人は少なくありません。
特に婚活は、短期的な成果が見えにくい活動です。努力が「いいね」や「マッチ数」といった数字で可視化されてもそれが実際の交際や成婚につながるとは限りません。
そして結果が出ない期間が続くと、
- 自分のやり方が間違っているかも…
- このまま独りだったらどうしよう…
- 誰からも選ばれずに孤独な老後を…
と不安がどんどん膨らんでいきます。しかし焦って動きを増やしても、それが本質的な改善につながるとは限りません。むしろ疲労と混乱だけが残り、ますます気持ちが後ろ向きになることもあるのです。
この壁を乗り越えるためには「数」より「質」を意識した行動に切り替えることがポイント。ただ異性と出会うのではなく、
- 相手とどんな会話ができたのか
- 相手にどんな気持ちを持ったか
- 相手との感触は次に繋げそうか
上記をきちんと振り返り、次に活かせるように心の整理をしておきましょう。自分にとっての“手応え”を明確にすることで無駄に感じていた出会いも学びに変わっていきます。
結果を急ぐより自分の感覚を丁寧に見つめ直すこと。それが長く続けられる婚活の土台になります。
他人と比べて落ち込み、婚活疲れを感じてしまう
婚活を始めると、どうしても他人の状況が気になるようになりますよね。
- 友達はすでに結婚していて子共がいる
- 同じ時期に始めた人が成婚したらしい
- 自分の理想とする人が友人と結婚した
こんな話を聞くたびに、自分だけが取り残されているような感覚になってしまう。これが婚活において最も心を削ってしまう比較の壁という厄介な障壁。
とくにSNSでは幸せそうな投稿が目につきやすく、あたかも「みんな順調にパートナーを見つけている」ように見えることも。でも実際には誰もがそれぞれの悩みやペースを抱えて婚活しており、見えない部分には多くの葛藤が隠れています。
他人と比べて落ち込むと、自分の価値まで低く感じてしまいがちに。
- どうせ私なんて誰からも選ばれないんだ
- 婚活を続けたところで無理かもしれない
- 他人の幸せを心から祝うことができない
このように思い始めると出会いの場にも前向きな気持ちで向かえなくなり、無意識のうちに“選ばない姿勢”になってしまいます。
そんなときこそ自分のペースと価値観を再確認することが大切。
- 私はどういう結婚がしたいのか
- 誰とどんな日々を過ごしたいのか
- 目的と意思を再度確認し直そう
他人ではなく自分の理想と向き合うことが心の軸を整える第一歩になります。
婚活に疲れたと感じたら一度立ち止まって深呼吸してみましょう。比べる相手を他人ではなく昨日の自分に変えるだけで心はずっと軽くなります。
初心者が婚活を前進させるための3つの視点

婚活が思うように進まないと感じた時に多くの人は、
- 自分の努力が足りないのでは
- やり方が間違っていたのでは
- 活動を変えたほうがいいかな
と不安になります。けど実際には、視点の持ち方を少し変えるだけで婚活の進み方が大きく変わることもあります。
婚活初心者にとっては、最初に「どう考えて婚活に臨むか」がその後の充実度を左右します。頑張ることそのものが悪いのではなく、間違った方向に頑張って空回りしない為に自分の意識の焦点を整理することが大切です。
この章では婚活初心者が前進するために取り入れてほしい3つの視点を紹介します。
どれも特別なノウハウではないのですぐに意識できることばかり。今の悩みを和らげ、自分らしく活動を進めていくための実践的なヒントになるはずです。
出会いはゴールではなくスタート地点と考える
婚活を始めたばかりの方が陥りがちなのが、「まずは誰かと出会えればうまくいく」という出会い=ゴールという認識です。
もちろん出会いは大切ですが、それはスタートにすぎません。実際は出会ってからの関係構築こそが本当の婚活の核心部分なのです。
マッチングアプリでマッチしたり婚活イベントで連絡先を交換したりしても、その後のやりとりやデートで「続かない」「深まらない」という悩みは出てきます。この段階で「出会ったのにうまくいかない=失敗」と捉えてしまうと、モチベーションが大きく下がってしまいます。
でも視点を変えてみましょう。
出会ったその日は、あくまで「関係づくりの入口」にすぎない。その相手とどれだけ自然に会話ができたか。どんな気持ちになれたか。そうした感覚を丁寧に振り返ることの方がずっと重要です。
婚活の成果は出会った数より続いた関係の数で決まる。
ひとつの出会いに期待をかけすぎず「ここからスタートする」という気持ちで関わることで、婚活に対する心の余裕が生まれ、自然体で人と向き合えるようになります。
条件より関係性の質に目を向けてみる
婚活を始めたばかりの頃は、
- 相手の年収はいくらか
- 見た目や学歴はどうか
- 職業は安定しているのか
といった相手の内面より条件面ばかりに目が行きがちに。もちろん条件を重視すること自体は悪いことではありません。将来の生活を考えるうえで、最低限の希望を持つのはとても自然なことです。
しかし条件だけで相手を見てしまうと、本来見るべき関係性の質を見落としてしまう危険があります。たとえいくら条件が良くても、
- 一緒にいて落ち着かない
- 一方的に話されて疲れる
- この先の将来を描けない
このような相手だと、長く続く関係を築くことは難しいですよね。
- この人と話しているとき、自分らしくいられるか
- 一緒にいると心が安定するか、前向きになれるか
こうした内面的な感覚こそ、結婚後の幸せを支える大切な要素になります。
条件は目に見えやすいので比較もしやすくつい評価の軸にしてしまいがち。でも本当に大事なのは一緒にいることで満たされる感覚があるかどうか。
この視点を持つことで、今まで気づかなかった“合う相手”が見えてくることもあります。
結果を急がずに動きながら考える柔軟さを持つ
婚活を始めると、「いつまでに結婚したい」といった目標を立てる人は多くいます。
確かにゴールを決めて動くことは悪いことではありませんが、それが焦りや完璧な結果への執着になってしまうと自分自身を追い詰めることになってしまうことに。
婚活はビジネスのように「努力すれば必ず結果が出る」ものではありません。
人とのご縁はタイミングや相性も大きく関わってくるため、思い通りにいかないことの方が多いもの。だからこそ結果だけにとらわれず、動きながら考えるという柔軟さがとても大切です。
たとえばある出会いがうまくいかなかったときでも、
- 相手のどこに違和感を感じたのか
- 一緒にいて何が心地よかったのか
- この人となら共に人生を歩めるか
といった一時の感情にとらわれることなく冷静に物事を振り返ることで、次の行動に活かすことができます。逆にただ落ち込んだり、「またダメだった」と思ってしまうと学びのないまま自信を失ってしまいがちです。
大切なのは、ひとつひとつの行動を経験値に変えていくこと。
成功も失敗も自分に合った婚活スタイルを見つけるための材料になります。動きながら見えてくるものに柔軟に対応していける人ほど着実に前進していけるのです。
婚活疲れから身を守るための心の土台作り

婚活は短期決戦ではなく持久戦になることも少なくありません。
最初はやる気に満ちていはずなのに数ヶ月経っても成果が見えなければ自信を失い、活動が苦痛になってきます。そうして途中で疲れてしまい、フェードアウトしてしまう人も多いのが現実。
婚活を成功させるために必要なのは戦略やテクニック以上に、「継続するメンタル」を持つこと。言い換えれば結婚という目標に向かって歩き続けられる心の土台をしっかり築いておくことです。
この章では婚活を前向きに、かつ健やかに続けていくために重要な3つの内面的な土台について解説します。
どれもすぐに意識を変えられるポイントばかり。婚活がしんどくなった時に自分を立て直すための指針にもなるはずです。
自分を否定せず「今の自分で大丈夫」と認めること
婚活がうまくいかない時、多くの人が真っ先に疑うのは自分自身。
- 私が魅力的じゃないから?
- もっと若かったら違った?
- スペックが足りてないの?
このように自分の価値を過小評価してしまう。そして自己否定は婚活を長く続けるうえで最も心を削る考え方です。
婚活は「欠けている自分を埋める作業」ではなく「今の自分に合う人と出会うための活動」です。ありのままの自分を出せる人と出会えなければ、たとえ表面的にうまくいっても長続きする関係には繋がりません。
だからこそ大切なのは、今の自分で大丈夫と思える感覚を持つこと。完璧でなくてもいい。誰かと比べる必要もない。自分には自分なりの良さがあると認めるだけで人との関わり方が変わってきます。
無理に気を遣って話を合わせたり相手に好かれようとして疲れてしまう人も多いですが、それでは本当の自分と相手の関係性は築けません。
逆に自然体でいることであなたらしさに惹かれる人と出会える可能性が高くなります。
婚活を成功させる第一歩は自分を信じることから始まります。「うまくいかなくても私は価値のある存在だ」と思える心が最終的に幸せな関係へと繋がるのです。
他人との比較ではなく自分軸で考える習慣を持つ
婚活をしていると、どうしても周囲と自分を比べてしまいがち。
- 同年代の友人が自分より先に結婚した
- SNSで成婚報告を見かけて虚しくなる
- 婚活イベントで自分だけ選ばれなかった
こういった出来事があるたびに「自分は何がダメなんだろう」と深く落ち込んでしまう人は少なくありません。
でも婚活に正解のスピードやみんなと同じ道はありません。むしろ他人のペースや結果に影響を受けすぎると自分本来の価値観や望みが見えにくくなってしまいます。
たとえば周囲が条件重視で相手を選んでいるからといって自分も同じように高収入や高身長などの外的条件ばかりに目を向けてしまう。その結果、本当に一緒にいて心地よい相手を見逃してしまうのです。
だからこそ大切なのは
- 自分は誰とどんな結婚がしたいのか
- 相手とどんな日々を過ごしたいのか
自分の理想を自分の言葉で明確にすることが大切。それが自分軸で婚活をするということ。
他人の目ではなく自分の感覚で選ぶ。その視点を持てば、たとえスピードはゆっくりでも自分にとって納得できる道を歩むことができるようになります。
婚活を誰かに選ばれる場所にしないこと
婚活という言葉から「自分が選ばれるかどうか」にばかり意識が向いてしまう人は多くいます。とくに出会いが続かないと「好かれる努力をしないと」と自分を変えようと焦る気持ちが強くなりがちに。
でも、そもそも結婚は対等な関係であるべきもの。一方的に選ばれる立場ではなく、自分も「選ぶ側」であるという意識を持つことがとても大切です。
誰かに気に入られるためだけの自分を演じていてもその関係は長く続きません。むしろ「私はこういう人と一緒にいたい」と自分から発信していく方が自然体でいられる相手と出会える確率は高くなります。
相手に好かれようと思いすぎるあまり、自分の意見を言えなかったり気を遣いすぎて疲れてしまった経験はありませんか?
それはまさに、選ばれる婚活に偏っているサインです。
婚活を長く続けるには「自分も相手を選ぶ視点を持っている」という自信が必要。それがあるだけで会話の姿勢や関係の築き方も変わり、自分を大切にしながら前に進めるようになります。
【まとめ】婚活初心者が安心して進むために必要なこと
婚活を始めたばかりの時に多くの人がぶつかる壁があります。
情報が多すぎて混乱したり、思い描いていた理想と現実のギャップに戸惑ったりと出会いがあっても「この人じゃない」と感じてしまったり…。
一生懸命行動しても結果が見えず、自信を失い、周囲と比べて落ち込む。そんな風に婚活に対して前向きになれなくなる瞬間は誰にでもあるものです。
でもそこから立ち止まるか、視点を変えてもう一歩踏み出せるかで未来は大きく変わります。大切なのは「婚活=正解を探す場」ではなく「自分に合った選択肢を見つけていくプロセス」として捉えることです。
本記事では、
- 初心者が最初にぶつかる5つの壁
- 壁を乗り越えるための3つの視点
- 疲れから身を守る為の心の土台作り
上記の3つを紹介してきました。どれもすぐに“完璧にこなす”必要はありません。
むしろつまずきながらでも自分の気持ちを整理し、一歩ずつ前進していくことが最終的な「納得のいく結婚」につながっていくのです。
焦らなくていい。比べなくていい。あなたのペースであなたらしい婚活を積み重ねていってください。そして迷ったときにはいつでもこの記事に立ち戻って、自分の軸を確認してもらえたら嬉しいです。